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あひこく
ふりがな文庫
“あひこく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
相剋
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相剋
(逆引き)
懊悩
(
おうのう
)
として
憂
(
うき
)
に
堪
(
た
)
へざらんやうなる彼の
容体
(
ようたい
)
に
幾許
(
いくばく
)
の変も見えざりけれど、その心に水と火の如きものありて
相剋
(
あひこく
)
する苦痛は、
益
(
ますます
)
募りて
止
(
やま
)
ざるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
その業務として行はざるべからざる残忍刻薄を自ら
強
(
し
)
ふる痛苦は、
能
(
よ
)
く彼の痛苦と
相剋
(
あひこく
)
して、その
間
(
かん
)
聊
(
いささ
)
か
思
(
おもひ
)
を遣るべき余地を
窃
(
ぬす
)
み得るに慣れて、彼は
漸
(
やうや
)
く忍ぶべからざるを忍びて為し
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
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