“あひかはらず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不相変66.7%
相不変13.3%
不相變11.1%
相不變6.7%
不相易2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其朝は三年生の仙太も早く出て来て体操場の隅に悄然しよんぼりとして居る。他の生徒を羨ましさうに眺め佇立たゝずんで居るのを見ると、不相変あひかはらず誰も相手にするものは無いらしい。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
自分は「よく寝てゐます」とぶつきらぼうな返事をして、泣顔を見られるのが嫌だつたから、匇々そうそう凩の往来へ出た。往来は相不変あひかはらず、砂煙が空へ舞ひ上つてゐた。
あの頃の自分の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
信吾の不意につて以來、富江は長い手紙を三四度東京に送つた。が、葉書一本の返事すらない。そして富江は不相變あひかはらず何時でもはしやいでゐる。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
成程猿の方は、かやうに間もなく、皆のものに可愛がられるやうになりましたが、肝腎の良秀はやはり誰にでも嫌はれて、相不變あひかはらず陰へまはつては、猿秀呼りをされて居りました。
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
(中略。)出府にても何も別段之事も無之、先旧習は追々脱し候様には候へども、とかく日本とから好きにて、中々不相易あひかはらず一寸も引けは取不申候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)