“あないち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
意銭25.0%
投銭戯25.0%
穴一25.0%
穴市25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはお前様、あのてあいと申しますものは、……まあ、海へ出て岸をばみまわして御覧ごろうじまし。いわの窪みはどこもかしこも、賭博ばくちつぼに、あわびふたかにの穴でない処は、皆意銭あないちのあとでござります。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そしてこれも墓石の上で投銭戯あないち(註五五)をやったのが始まりさ! それが始まりだったが、それからだんだん深入りしたんだ。俺の母親は俺にそうなるって言ってたよ。
ちょぼ一というやつがバクチの方ではせきなんで、それにつづいて花札、めくり、穴一あないち、コマドリ、オイチョカブ……そこで、丁半を心得ていれば即ちバクチを心得てるも同様というわけなんでげす。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
穴市あないち仕舞しまいはくやむめの花 路圭
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)