“あしずり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アシズリ
語句割合
足摺42.9%
悶踏14.3%
悶蹈14.3%
足摩14.3%
足擦14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
重太郎は足摺あしずりして泣き出した。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さしもに猛き黄金丸も、人間ひと牙向はむかふこともならねば、ぢつと無念をおさゆれど、くやし涙に地は掘れて、悶踏あしずりに木も動揺ゆらぐめり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
「さては彼の虎めにはれしか、今一足早かりせば、阿容々々おめおめかれは殺さじものを」ト、主人あるじ悶蹈あしずりしてくやめども、さて詮術せんすべもあらざれば、悲しみ狂ふ花瀬をかして、その場は漸くに済ませしが。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
お峯は足摩あしずりして迷惑を訴ふるなりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
彼は足擦あしずりして叫びぬ。満枝はただちに推伏おしふせて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)