“あくむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悪夢90.0%
惡夢10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悪夢あくむのように過ぎたここ五年間は、大石先生をも人なみのいたでと苦痛のすえに、小さな息子にいたわられながら、このへんぴな村へ赴任ふにんしてこなければならぬ境遇きょうぐうに追いこんでいた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
(それにしても、さっき見たのは、あれは夢だったかしら。悪夢あくむ! 悪夢!)
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それから彼女かのぢよ毎晩まいばん惡夢あくむた。片山かたやま後手うしろでしばげられてうへからるされてゐる、拷問がうもんゆめである。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)