“あかじにしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤地錦87.5%
朱地錦12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて清盛は、赤地錦あかじにしき直垂ひたたれに、黒糸縅くろいとおどしの腹巻、白金物しろかなもの打った胸板むないたを着け、愛用の小長刀こなぎなたをかいばさんだ物々しい装立いでたちで、側近の貞能を呼びつけた。
ふたりは、そう解して、悲涙にくれたが、於松はすこしも頓着とんちゃくなく、白装束を着て、その上に、それだけは華やかな赤地錦あかじにしきの陣羽織に、唐織からおりはかまをはいた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
朱地錦あかじにしきの百花戦袍かせんぽうを着たうえに、連環れんかんよろいを着かさね、髪は三叉さんしゃつかね、紫金冠しきんかんをいただき、獅子皮ししひの帯に弓箭きゅうせんをかけ、手に大きな方天戟ほうてんげきをひっさげて
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)