世間には可成に女を知りぬいたつもりで、かれこれと女を批評する男が尠くないやうですが、それが大抵九分九厘迄は当つてゐないので、こちらの耳へは寧ろ滑稽に聞える位なものです。男は独りよがりを楽むものと思はれます。 男は寛大で、万事が大まかです。随 …
| 著者 | 伊藤野枝 |
| ジャンル | 社会科学 > 社会 > 家族問題・男性・女性問題・老人問題 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「新婦人 第四年一月之巻」1914(大正3)年1月 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約5分(300文字/分) |