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『陳言套語』
ふりがな文庫
『
陳言套語
(
ちんげんとうご
)
』
僕のような融通のきかない学究がこういう雑誌に書くということは、甚だ不似合な仕わざであろうと思う。老の繰言の如き、生彩のない、調子の弱い、従って読者に何の印象をも与えない、贅言をくどくどと列べ立てるのが癖だからである。しかし、是非にということ …
著者
津田左右吉
ジャンル
歴史 > 日本史 > 日本史
初出
「人間 二ノ四」1920(大正9)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約23分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
明
(
あきらか
)
如何
(
いかん
)
誤
(
あやまり
)
考
(
かんがえ
)
異
(
こと
)
老
(
おい
)
頗
(
すこぶ
)
之
(
これ
)
跋扈
(
ばっこ
)
蒙
(
こうむ
)
背
(
そむ
)
繰言
(
くりごと
)
盛
(
さかん
)
畢竟
(
ひっきょう
)
殆
(
ほとん
)
有
(
も
)
曖昧
(
あいまい
)
恰
(
あたか
)
何時
(
いつ
)