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『古巣』
ふりがな文庫
『
古巣
(
ふるす
)
』
つばめが帰るとき 真紅な美しい夕焼けに、 少年はらっぱを鳴らして 遊んでいた。 つばめがきたとき 家の周囲を幾たびも飛びまわった。 すると、少年の吹いていたらっぱは 窓の下に捨てられて、 赤いさびがところどころに出ていて、泥に塗れていた。 …
著者
小川未明
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「新潮」1912(明治45)年5月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
家
(
いえ
)
幾
(
いく
)
鳴
(
な
)
飛
(
と
)
遊
(
あそ
)
赤
(
あか
)
美
(
うつく
)
窓
(
まど
)
真紅
(
まっか
)
泥
(
どろ
)
捨
(
す
)
下
(
した
)
帰
(
かえ
)
少年
(
しょうねん
)
夕焼
(
ゆうや
)
塗
(
まみ
)
周囲
(
まわり
)
吹
(
ふ
)
出
(
で
)