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『硯と殿様』
ふりがな文庫
『
硯と殿様
(
すずりととのさま
)
』
犬養木堂の硯の話は、あの人の外交談や政治談よりはずつと有益だ。その硯については面白い話がある。徳川の末期に鶴笑道人といふ印刻家があつた。硯の善いのを沢山持ち合せてゐたが、その一つに蓋に大雅堂の筆で「天然研」と書いたのがあつた。阿波の殿様がそ …
著者
薄田泣菫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
研
(
すゞり
)
鋒
(
ほう
)
執念
(
しふね
)
達
(
たつ
)
諾
(
うん
)
申出
(
まをしで
)
差支
(
さしつかへ
)
毀
(
こは
)
沢山
(
どつさり
)
猶
(
な
)
人間
(
ひと
)
俺
(
わし
)
顰
(
しか
)
絶念
(
あきらめ
)
鶴笑
(
くわくせう
)
談話
(
はなし
)
木堂
(
もくだう
)
善
(
よ
)
吐
(
つ
)
割
(
さ
)
何
(
ど
)