“木堂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もくだう60.0%
ぼくどう20.0%
もくどう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
犬養木堂もくだうの硯の話は、あの人の外交談や政治談よりはずつと有益だ。その硯については面白い話がある。徳川の末期に鶴笑くわくせう道人といふ印刻家があつた。
硯と殿様 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
亡ぼすものは胡なりの胡だ。堂という字はそれ、木堂ぼくどう咢堂がくどう奎堂けいどうなどといって皆んなエライ人は堂という字をつける。それにきめておけ
余、僕は字を書く事は誰にもことわつて居るのだからこの分だけ書く訳にゆかず、よろしく先方へさういふてくれ、と頼む。怪庵、小ぎれに書きたる木堂もくどうの書を出して示す。それより書の話に移る。
明治卅三年十月十五日記事 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)