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『愚かな男の話』
ふりがな文庫
『
愚かな男の話
(
おろかなおとこのはなし
)
』
○ 「或る田舎に二人の農夫があった。両方共農作自慢の男であった。或る時、二人は自慢の鼻突き合せて喋べり争った末、それでは実際の成績の上で証拠を見せ合おうという事になった。それには互に甘蔗を栽培して、どっちが甘いのが出来るか、それによって勝負 …
著者
岡本かの子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 箴言 アフォリズム 寸言
初出
「キング」講談社、1936(昭和11)年5月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
勲功
(
てがら
)
喋
(
しゃ
)
許
(
ばか
)
斯
(
こ
)
駱駝
(
らくだ
)
何処
(
どこ
)
貰
(
もら
)
譬
(
たと
)
褒美
(
ほうび
)
繋
(
つな
)
籾殻
(
もみがら
)
研
(
と
)
甘蔗
(
かんしょ
)
狡
(
ずる
)
煎餅
(
せんべい
)
沢山
(
たくさん
)
普請
(
ふしん
)
搾
(
しぼ
)
彼処
(
かしこ
)
屠
(
ほふ
)
却
(
かえ
)