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追拂
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おひはら
ふりがな文庫
“
追拂
(
おひはら
)” の例文
新字:
追払
が、
不斷
(
ふだん
)
だと、
魑魅
(
ちみ
)
を
消
(
け
)
す
光明
(
くわうみやう
)
で、
電燈
(
でんとう
)
を
燦
(
ぱつ
)
と
點
(
つ
)
けて、
畜生
(
ちくしやう
)
を
礫
(
つぶて
)
にして
追拂
(
おひはら
)
ふのだけれど、
此
(
こ
)
の
燈
(
あかり
)
の
覺束
(
おぼつか
)
なさは、
天井
(
てんじやう
)
から
息
(
いき
)
を
掛
(
か
)
けると
吹消
(
ふつけ
)
されさうである。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
徳太郎君
此處
(
ここ
)
へも到り
夜々
(
よな/\
)
網
(
あみ
)
を
卸
(
おろ
)
されける此事早くも
山田奉行
(
やまだぶぎやう
)
大岡忠右衞門
聞
(
きゝ
)
て手附の
與力
(
よりき
)
に申付
召捕
(
めしとる
)
には
及
(
およば
)
ず只々
嚴重
(
げんぢう
)
に
追拂
(
おひはら
)
ふべしと申
含
(
ふくめ
)
ければ
與力
(
よりき
)
兩人その意を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其邊
(
そのへん
)
に
徘徊
(
はいくわい
)
して
居
(
を
)
つては、
到底
(
とても
)
車外
(
しやぐわい
)
に
出
(
い
)
でゝ
其
(
その
)
仕事
(
しごと
)
にかゝる
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
ない、そこで、
此
(
この
)
爆裂彈
(
ばくれつだん
)
を
飛
(
と
)
ばして、
該獸等
(
かれら
)
を
斃
(
たを
)
し
且
(
か
)
つ
追拂
(
おひはら
)
ひ、
其間
(
そのあひだ
)
に
首尾
(
しゆび
)
よくやつて
退
(
の
)
けやうといふ
企
(
くわだて
)
だ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
どんな
大至急
(
だいしきふ
)
要用
(
えうよう
)
でも
封
(
ふう
)
といふを
切
(
き
)
つた
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
く、
妻
(
つま
)
とは
言
(
い
)
へ
木偶
(
でくのばう
)
がお
留守居
(
るすゐ
)
して
居
(
ゐ
)
るやうに
受取
(
うけとり
)
一通
(
いつゝう
)
で
追拂
(
おひはら
)
つて、それは
冷淡
(
れいたん
)
に
投
(
な
)
げて
置
(
お
)
いたものなれば、
旦那
(
だんな
)
さまの
御立腹
(
ごりつぷく
)
は
言
(
い
)
はでもの
事
(
こと
)
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
煙草
(
たばこ
)
を
買
(
か
)
ひながら
聞
(
き
)
くと、
土地
(
とち
)
に
數
(
かず
)
の
多
(
おほ
)
い
犬
(
いぬ
)
が、
俥
(
くるま
)
に
吠附
(
ほえつ
)
き
戲
(
ざ
)
れかゝるのを
追拂
(
おひはら
)
ふためださうである。
駄菓子屋
(
だぐわしや
)
の
縁臺
(
えんだい
)
にも、
船宿
(
ふなやど
)
の
軒下
(
のきした
)
にも、
蒲燒屋
(
かばやきや
)
の
土間
(
どま
)
にも
成程
(
なるほど
)
居
(
ゐ
)
たが。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
追拂
(
おひはら
)
はれ京都に
住居
(
すまひ
)
の時
留守宅
(
るすたく
)
へ忍び入衣類を
奪
(
うば
)
ひ取
大津
(
おほつ
)
へ
立越
(
たちこえ
)
賭博を
打
(
うち
)
佐七平四郎と兄弟分になり
上方
(
かみがた
)
より
東海道
(
とうかいだう
)
を
稼
(
かせぎ
)
折々
(
をり/\
)
は江戸へも立出候處
尼
(
あま
)
ヶ
崎
(
さき
)
家中の
侍士
(
さふらひ
)
金用にて出立と
馬士
(
まご
)
の咄を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
取しなり或時
腕首
(
うでくび
)
に
大疵
(
おほきず
)
を
請
(
うけ
)
其後働く事
叶
(
かな
)
はず彼是する中四十歳餘りにもなりしかば元祿の頃大坂を
追拂
(
おひはら
)
はれてより十五六年も過たる
故
(
ゆゑ
)
最早氣遣ひも有まじと思ひ
勘兵衞
(
かんべゑ
)
と名を
變
(
かへ
)
東堀
(
ひがしぼり
)
に
住居
(
すまひ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
追
常用漢字
小3
部首:⾡
9画
拂
部首:⼿
8画
“追”で始まる語句
追
追従
追々
追剥
追分
追掛
追手
追憶
追付
追駈