“馬士”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まご80.9%
うまかた19.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔も近江街道を通る馬士まごが、橋の上に立った見も知らぬおんなから、十里さきの一里塚の松の下のおんなへ、と手紙を一通ことづかりし事あり。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
後を顧みれば馬士まごのイブラヒム君土耳其帽を横ちよにかぶり、真黒く焼けし顔を日に曝し、荷物の上に両足投げ出して、ほくほく歩ます。
よ、隣のは筋がいぜ、はんぺんの煮込を御厄介になって、別に厚切なまぐろを取っておかあ、船頭、馬士うまかただ、お前とまた昔話でもはじめるから
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そこで馬三疋と馬士うまかたには賃銭をつかわして帰してしまいました。サラット先生の喜びは非常なものです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)