“まご”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マゴ
語句割合
孫25.3%
馬子23.1%
馬士16.9%
紛16.4%
間誤6.7%
迷2.7%
迷児1.3%
擬1.3%
魔誤1.3%
馬夫0.9%
狼狽0.9%
嫡孫0.4%
孫娘0.4%
室越0.4%
曲0.4%
迷子0.4%
違0.4%
馬丁0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、あとは木(き)に残(のこ)しておくと、あの哀(あわ)れなからすの子供(こども)らや、孫(まご)たちが、山(やま)からやってきて、木(き)に止(と)まって食(た)べたのでありました。
一本のかきの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
馬子(まご)にも衣裳(いしょう)というが、ことに女は、その装い一つで、何が何やらわけのわからぬくらいに変る。元来、化け物なのかも知れない。
グッド・バイ (新字新仮名) / 太宰治(著)
後を顧みれば馬士(まご)のイブラヒム君土耳其帽を横ちよにかぶり、真黒く焼けし顔を日に曝し、荷物の上に両足投げ出して、ほくほく歩ます。
白の洋装で髪をお垂下(さげ)にし、丈の長い淡紅(とき)色のリボンを翻(ひら)めかしながら力漕をつづけているのは、紛(まご)うかたなく彼の少女であッた。
湖畔 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
伸子たちが住んでいる建物の板囲いからいくらも来ていないのに、いきなり素子からそうきかれて、宮野は間誤(まご)ついたらしかった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ボウルドの前へ出ようとして中戻(ちゅうもどり)をしたり、愚図(ぐず)々々迷(まご)ついてる間に、柝(たく)が鳴って、時間が済むと、先生はそのまんまでフイと行ってしまうんだッて。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それは部屋へ帰れずに迷児(まご)ついている今の自分に付着する間抜(まぬけ)さ加減(かげん)を他(ひと)に見せるのが厭(いや)だったからでもあるが、実を云うと、この驚ろきによって
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それは、擬(まご)うかたないセレナ夫人の声であった。しかし、耳に入ると、レヴェズは喪心したように、長椅子へ倒れかかったが、彼はかろうじて踏み止まった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
これを知らない外国人などがよく魔誤(まご)ついているのを見かけたものだ。
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
投手は馬夫(まご)の子で松下というのである、かれは十六であるが十九ぐらいの身長があった。ちいさい時に火傷(やけど)をしたので頭に大きなあとがある、みなはそれをあだ名して五大洲(だいしゅう)と称(しょう)した。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
慌(あわ)て気味に狼狽(まご)つきながら
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして、元就の嫡孫(まご)で、現在、毛利家の主君の位置にある輝元を、遺憾(いかん)なく扶(たす)け合っていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この妻女は当時仲御徒町に住まっていた洋画の先生で川上冬崖(とうがい)氏の孫娘(まご)でした
その二人の中の一方が庭に向いた側の御簾から庇(ひさし)の室越(まご)しに、薫の従者たちの庭をあちらこちら歩いて涼をとろうとするのをのぞこうとした。
源氏物語:48 椎が本 (新字新仮名) / 紫式部(著)
永禪和尚とお梅と間男をして居りみして、七兵衞が在(あ)っては邪魔になるというて、夫(とゝま)の七兵衞を薪割で打殺(ぶちころ)し、本堂の縁(いん)の下へ隠(かこ)したところが、悪(われ)え事は出来(でけ)ぬものじゃなア、心棒が狂い曲(まご)うたから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「何でこんな所を迷子(まご)ついてるんだ」
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
証書はまさしき手続きを踏みたるもの、さらに取り出(いだ)したる往復の書面を見るに、違(まご)う方(かた)なき千々岩が筆跡なり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
其方儀傳吉先妻梅と奸通(かんつう)に及びしのみならず傳吉預(あづ)け置候金子を欺(かた)り取(とり)加之(そのうへ)猿島河原に於て名も知れざる馬丁(まご)を切害(せつがい)し自分と梅との衣類着替(きせかへ)置其罪を傳吉へ負(おは)せん事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)