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馬士
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うまかた
ふりがな文庫
“
馬士
(
うまかた
)” の例文
よ、隣のは筋が
可
(
い
)
いぜ、はんぺんの煮込を御厄介になって、別に厚切な
鮪
(
まぐろ
)
を取っておかあ、船頭、
馬士
(
うまかた
)
だ、お前とまた昔話でもはじめるから
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そこで馬三疋と
馬士
(
うまかた
)
には賃銭を
遣
(
つか
)
わして帰してしまいました。サラット先生の喜びは非常なものです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
馬士
(
うまかた
)
の
謂
(
いい
)
次第なりさつき雨
史邦
(
ふみくに
)
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
出して、(しょうろく
四銭
(
しもん
)
で乗るべいか。)
馬士
(
うまかた
)
が、(そんなら、ようせよせ。)と言いやす、馬がヒインヒインと
嘶
(
いば
)
う。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
恋い慕うものならば、
馬士
(
うまかた
)
でも船頭でも、われら坊主でも、
無下
(
むげ
)
に
振切
(
ふりき
)
って
邪険
(
じゃけん
)
にはしそうもない、
仮令
(
たとえ
)
恋はかなえぬまでも、
然
(
しか
)
るべき返歌はありそうな。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
いま、
河鹿
(
かじか
)
の
流
(
なが
)
れに、たてがみを
振向
(
ふりむ
)
けながら、
柴
(
しば
)
積
(
つ
)
んだ
馬
(
うま
)
が
馬士
(
うまかた
)
とともに、ぼつと
霞
(
かす
)
んで
消
(
き
)
えたと
思
(
おも
)
ふと、
其
(
そ
)
のうしろから
一
(
ひと
)
つ
提灯
(
ちやうちん
)
。……
鄙唄
(
ひなうた
)
を、いゝ
聲
(
こゑ
)
で——
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
蟹
的
(
こう
)
め、ならぶるなと、藁草履踏みしだいて、叱々とゆふぐれ時、イヤ我ながら
馬士
(
うまかた
)
めいたり。
逗子より
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
万屋
詰
(
つま
)
らない世辞を言いなさんな。——全くこの辺、人通りのないのはひどい。……
先刻
(
さっき
)
、
山越
(
やまごし
)
に
立野
(
たつの
)
から出るお稚児を二人、大勢で
守立
(
もりた
)
てて通ったきり、
馬士
(
うまかた
)
も見掛けない。
山吹
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
馬士
(
うまかた
)
か。」
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
士
常用漢字
小5
部首:⼠
3画
“馬士”で始まる語句
馬士歌
馬士唄