“受取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うけと71.9%
うけとり21.1%
うけとら1.8%
うけとっ1.8%
うけとる1.8%
うけとれ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この上もなく美しい鈴子夫人と結婚式を挙げるという通知を受取うけとった頃、私はうつうつした心持で、当てもない旅を続けておりました。
受取うけとり再三よく/\見終り如何にも斯樣に委しき證據あれば概略あらましは知たりと云つゝ又熟々思案するに斯る事にかゝり居ては面倒なり山内めを呼出よびいだし渠を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
如何にも受取うけとられぬことて見れば兎にも角にも其金の出所があやしいと云つゝ充分じうぶん心の中にゑみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
幾度かうちかえし/\見て、印紙正しく張りつけ、漸く差しいだしたるに受取うけとったとばかりの返辞もよこさず、今日は明日はと待つ郵便の空頼そらだのめなる不実の仕方
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
文右衞門は白眼にらみつけコリヤ新藤氏一たん貴殿きでんめぐみし此金子假令たとへ何樣に申され候とも今さら手前に於ては受取うけとる所存しよぞん決して之なし早々御持歸おもちかへり下されよ某し當時困窮こんきうに及ぶも是天命なれば何を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
右の如くにしるありしかば住持ぢうぢ祐然いうねん書寫かきうつさせ其おくへ右之通り相違さうゐ御座なく候につき即ち調印てういん仕り候以上月日寺社じしや奉行何某殿なにがしどの奧書おくがきしたゝめさせ次右衞門是を受取うけとれば三五郎懷中くわいちうより金二十兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)