“東堀”の読み方と例文
読み方割合
ひがしぼり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
申入れ八方を尋ぬるに彌七の行方ゆくへさらに知れず神鬮判斷みくじはんだんなどゝ心配する中新町よりは度々たび/\催促さいそくあづかり殊のほか難儀なんぎなすにより又々また/\東堀ひがしぼりゆき勘兵衞へ懸合處かけあふところいまだ一かう手掛てがかりも無き由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
東堀ひがしぼりむけられける勘兵衞はかゝる事のありとは知らず明日御番所へいでいまだ金は出來ぬといはば入牢となるに疑ひなしと思ひ彦兵衞方へ掛合かけあひ十兩渡す對談たいだんに致せし所にはか捕方とりかた踏込ふみこんで勘兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
取しなり或時腕首うでくび大疵おほきずうけ其後働く事かなはず彼是する中四十歳餘りにもなりしかば元祿の頃大坂を追拂おひはらはれてより十五六年も過たるゆゑ最早氣遣ひも有まじと思ひ勘兵衞かんべゑと名をかへ東堀ひがしぼり住居すまひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)