“御立腹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごりっぷく57.1%
ごりつぷく42.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが殿様は、大よろこびと思いのほか、ことのほかの御立腹ごりっぷくでありました。
とんまの六兵衛 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
「ほら、あのたけのことでさあ。さっきわれわれ一行の中にまぎれこんでいましたね。彼奴はカンバスの下に野菜と一緒になってかくれていたんですよ。ところが虎船長、大の御立腹ごりっぷくですわい。いまも船からの信号で、竹の手足をしばってつれもどれとの厳命げんめいですぜ。ようがすか」
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
昨日きのう我々われわれはあんなにはなしたのですが、なににわか御立腹ごりっぷくで、絶交ぜっこうすると有仰おっしゃるのです、なにかそれともさわることでももうしましたか、あるい貴方あなた意見いけんわんかんがえしたので?』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「焼き捨てろと仰有おっしゃいますか。それはまことに——いや、御立腹ごりっぷくはご尤もであります。御下命ごかめいによりまして早速お目通りからこの珍画を撤去いたしまするが、しかし御前、お焼き捨てになりまするなら、どうか天門堂へ適当なる価格をもって御払い下げ願わしゅう存じます、はい。勉強いたして頂戴いたしまする」
それは冷淡れいたんげていたものなれば、旦那だんなさまの御立腹ごりつぷくはでものこと、はじめは小言こごとおつしやつたり
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
はからず放免はうめんおほつけられ、身に取りまして大慶至極たいけいしごく、誠に先頃さきごろ御無礼ごぶれい段々だん/″\御立腹ごりつぷく御様子ごやうすで。
詩好の王様と棒縛の旅人 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
昨日きのふ我々われ/\那麼あんなはなしたのですが、なににはか御立腹ごりつぷくで、絶交ぜつかうすると有仰おつしやるのです、なにれともさはることでもまをしましたか、あるひ貴方あなた意見いけんはんかんがへしたので?』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)