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服裝
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ふくさう
ふりがな文庫
“
服裝
(
ふくさう
)” の例文
新字:
服装
大概
(
たいがい
)
のことでは一
向
(
かう
)
に
騷
(
さわ
)
がぬやうな
彼
(
かれ
)
の
容子
(
ようす
)
が
外
(
ほか
)
からではさうらしくも
見
(
み
)
えるのであつた。も一つは
服裝
(
ふくさう
)
を
決
(
けつ
)
して
崩
(
くず
)
さぬことであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
なか/\に
時
(
とき
)
のはやりに
染
(
そ
)
まぬ
服裝
(
ふくさう
)
の、
却
(
かへ
)
つて
鶯帶
(
あうたい
)
蝉羅
(
せんら
)
にして、
霓裳
(
げいしやう
)
羽衣
(
うい
)
の
風情
(
ふぜい
)
をなせる、そこの
農家
(
のうか
)
の
姉娘
(
あねむすめ
)
の、
里
(
さと
)
の
伯母前
(
をばぜ
)
を
訪
(
と
)
ふなりしを。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
輕
(
かろ
)
き
服裝
(
ふくさう
)
せる
船丁等
(
ボーイら
)
は
宙
(
ちう
)
になつて
驅
(
か
)
けめぐり、
逞
(
たく
)
ましき
骨格
(
こつかく
)
せる
夥多
(
あまた
)
の
船員等
(
せんゐんら
)
は
自己
(
おの
)
が
持塲
(
もちば
)
/\に
列
(
れつ
)
を
作
(
つく
)
りて、
後部
(
こうぶ
)
の
舷梯
(
げんてい
)
は
既
(
すで
)
に
引揚
(
ひきあ
)
げられたり。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
あなたの
服裝
(
ふくさう
)
や態度は規則に縛られてゐるし、樣子は屡々遠慮深すぎ、そしてまた生れつき洗煉されたものではあるが、まつたく社交に慣れてをらず
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
北海道
(
ほくかいだう
)
に
移住後
(
いぢゆうご
)
、
冬時
(
とうじ
)
余
(
よ
)
の
服裝
(
ふくさう
)
は、
内地
(
ないち
)
に
在
(
あ
)
りし
時
(
とき
)
と
殆
(
ほと
)
んど
異
(
こと
)
ならず。
而
(
しか
)
して
當地
(
たうち
)
の
寒氣
(
かんき
)
を
左程
(
さほど
)
に
感
(
かん
)
ぜざるのみならず、
凍傷
(
とうしやう
)
等
(
とう
)
に
一度
(
いちど
)
も
犯
(
をか
)
されたる
事
(
こと
)
あらず。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
▼ もっと見る
宗助
(
そうすけ
)
はつく/″\
此
(
この
)
織屋
(
おりや
)
の
容貌
(
ようばう
)
やら
態度
(
たいど
)
やら
服裝
(
ふくさう
)
やら
言葉使
(
ことばづかひ
)
やらを
觀察
(
くわんさつ
)
して、
一種
(
いつしゆ
)
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
な
思
(
おもひ
)
をなした。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
私
(
わたくし
)
はこの
小娘
(
こむすめ
)
の
下品
(
げひん
)
な
顏
(
かほ
)
だちを
好
(
この
)
まなかつた。それから
彼女
(
かのぢよ
)
の
服裝
(
ふくさう
)
が
不潔
(
ふけつ
)
なのもやはり
不快
(
ふくわい
)
だつた。
最後
(
さいご
)
にその二
等
(
とう
)
と三
等
(
とう
)
との
區別
(
くべつ
)
さへも
辨
(
わきま
)
へない
愚鈍
(
ぐどん
)
な
心
(
こころ
)
が
腹立
(
はらだ
)
たしかつた。
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
英
(
エイ
)
、
佛
(
フツ
)
、
獨
(
ドク
)
、
露
(
ロ
)
、
白
(
ハク
)
、
伊等
(
イとう
)
各國
(
かくこく
)
の
上等
(
じやうとう
)
船客
(
せんきやく
)
は
何
(
いづ
)
れも
美々
(
びゞ
)
しき
服裝
(
ふくさう
)
して
着席
(
ちやくせき
)
せる
其中
(
そのなか
)
に
交
(
まじ
)
つて、
美
(
うる
)
はしき
春枝夫人
(
はるえふじん
)
と
可憐
(
かれん
)
の
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
との
姿
(
すがた
)
も
見
(
み
)
えた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
然
(
しか
)
し、
女
(
をんな
)
の
子
(
こ
)
が
多
(
おほ
)
いので
服裝
(
ふくさう
)
に
物
(
もの
)
が
要
(
い
)
るとか、
二週間
(
にしうかん
)
も
旅行
(
りよかう
)
して
歸
(
かへ
)
つてくると、
急
(
きふ
)
にみんなの
脊
(
せい
)
が
一寸
(
いつすん
)
づゝも
伸
(
の
)
びてゐるので、
何
(
なん
)
だか
後
(
うしろ
)
から
追
(
お
)
ひ
付
(
つ
)
かれる
樣
(
やう
)
な
心持
(
こゝろもち
)
がするとか、もう
少
(
すこ
)
しすると
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
現
(
あら
)
はれ
來
(
きた
)
つた
二個
(
ふたり
)
の
人
(
ひと
)
は
紛
(
まぎら
)
ふ
方
(
かた
)
なき
日本人
(
につぽんじん
)
で、
一人
(
ひとり
)
は
色
(
いろ
)
の
黒々
(
くろ/″\
)
とした
筋骨
(
きんこつ
)
の
逞
(
たく
)
ましい
水兵
(
すいへい
)
の
姿
(
すがた
)
、
腰
(
こし
)
に
大刀
(
だいたう
)
を
横
(
よこた
)
へたるが、キツと
此方
(
こなた
)
を
眺
(
なが
)
めた、
他
(
た
)
の
一人
(
いちにん
)
は、
威風
(
ゐふう
)
凛々
(
りん/\
)
たる
帝國海軍士官
(
ていこくかいぐんしくわん
)
の
服裝
(
ふくさう
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
服
常用漢字
小3
部首:⽉
8画
裝
部首:⾐
13画
“服”で始まる語句
服装
服
服部
服膺
服従
服紗
服飾
服從
服喪
服織