“服裝”のいろいろな読み方と例文
新字:服装
読み方割合
なり44.0%
ふくさう28.0%
みなり12.0%
ふくそう12.0%
いでたち4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ其時そのとき服裝なりにも、動作どうさにも、思想しさうにも、こと/″\當世たうせいらしい才人さいじん面影おもかげみなぎらして、たかくび世間せけんもたげつゝ、かうとおもあたりを濶歩くわつぽした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
大概たいがいのことでは一かうさわがぬやうなかれ容子ようすほかからではさうらしくもえるのであつた。も一つは服裝ふくさうけつしてくずさぬことであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「さうだことつたつておめえ、以前めえかたから他人ひとのことつたこともねえくせに」そばから服裝みなりばあさんがくさしていつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
股引 土偶に據りてコロボツクルの服裝ふくそうを考ふるに、身体の上半は筒袖つつそでの上着を以て覆ひ、下半は股引を以てふ。着服の順序より云へば先づ股引に付いてぶるを適當てきたうとす。此物に二種の別有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
旅僧たびそう年紀とし四十二三、全身ぜんしんくろせて、はなたかく、まゆく、耳許みゝもとよりおとがひおとがひよりはなしたまで、みじかひげまだらひたり。けたる袈裟けさいろせて、法衣ころもそでやぶれたるが、服裝いでたちれば法華宗ほつけしうなり。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)