“當世”の読み方と例文
新字:当世
読み方割合
たうせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ其時そのとき服裝なりにも、動作どうさにも、思想しさうにも、こと/″\當世たうせいらしい才人さいじん面影おもかげみなぎらして、たかくび世間せけんもたげつゝ、かうとおもあたりを濶歩くわつぽした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
聞給ふとなりまことにありがたき事なり然るに當世たうせい奉行ぶぎやう役人やくにんは町人百姓を夜中やちうにてもかまはず呼出よびいだこしかけに苦勞くらう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いまかれ當世たうせいかくれもき、櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさから、くも懇篤こんとくなる薫陶くんとうけて生長せいちやうしたことは、世界せかい第一だいいち學校がくかう卒業そつげふしたよりも、わたくしためにはうれしいです。