“当世”のいろいろな読み方と例文
旧字:當世
読み方割合
たうせい33.3%
とうせい33.3%
たうせう16.7%
たうせ8.3%
とうせ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薩摩さつま蝋蠋らふそくてら/\とひか色摺いろずり表紙べうし誤魔化ごまくわして手拭紙てふきがみにもならぬ厄介者やくかいもの売附うりつけるが斯道しだう極意ごくい当世たうせい文学者ぶんがくしや心意気こゝろいきぞかし。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
当世とうせい流行の探偵方面に早変りをしたというわけでもございませんから、どうぞお含み置きを願いたいと存じます。
火薬庫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
この権衡つりあひうしなはれたる時においむなづくしを取るもおそからずとは、これも当世たうせう奥様気質也おくさまかたぎなりとらまきの一節也せつなり
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
さらば最期とかねての用意、女肌には帷巾かたびらに、上は単衣ひとえ藍紺縞あいこんじまよ、当世とうせはやりの……
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)