“美々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びび76.5%
びゝ11.8%
びゞ11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
公爵家の紋章で美々びびしく装われた三十三頭の牛が、羅馬の街上に、その尨大な石材をいて、ノメンタナ街のやしきへ練り込みました。
踊る地平線:10 長靴の春 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
與力よりきなかでも、盜賊方たうぞくがた地方ぢかたとは、實入みいりがおほいといふことを、公然こうぜん祕密ひみつにしてゐるだけあつて、よそほひでもまた一際ひときは目立めだつて美々びゝしかつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
エイフツドクハク伊等イとう各國かくこく上等じやうとう船客せんきやくいづれも美々びゞしき服裝ふくさうして着席ちやくせきせる其中そのなかまじつて、うるはしき春枝夫人はるえふじん可憐かれん日出雄少年ひでをせうねんとの姿すがたえた。