美々びゞ)” の例文
エイフツドクハク伊等イとう各國かくこく上等じやうとう船客せんきやくいづれも美々びゞしき服裝ふくさうして着席ちやくせきせる其中そのなかまじつて、うるはしき春枝夫人はるえふじん可憐かれん日出雄少年ひでをせうねんとの姿すがたえた。
荻江喜三郎おぎえきさぶろうの弟子だというので、皆美々びゞしく着飾って深川の芸者は只今の芸者と違いまして、長箱ながばこで入りましたもので、大概橋場あたりで言付ければ残らず船でまいりまして
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
末恐ろしき美々びゞしさとおもたげのふりとを添ふるなんぢ諸金銀よ
手代てがはりとも四人打物手代とも二人跡箱二ツ手代とも四人傘持かさもち草履取合羽籠兩掛茶辨當ちやべんたう等なり引續いて常樂院天忠和尚をしやう藤井左京山内伊賀亮等いづれも長棒の乘物にて大膳が供立に同じそう同勢二百餘人其さま美々びゞしく長洞村を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)