“態度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいど47.1%
ようす9.8%
ものごし9.8%
やうす6.9%
こなし5.9%
そぶり5.9%
ふり3.9%
なり2.0%
ポーズ2.0%
しむけ1.0%
ざま1.0%
しな1.0%
とりなし1.0%
なりふり1.0%
ゼスト1.0%
竹の島人1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乳牛はすこしがたがた四肢(し)を動かしたが、飼い葉をえて一心(しん)に食(く)いはじめる。花前は、いささか戒心(かいしん)の態度(たいど)をとってしぼりはじめた。
箸 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
私は、何よりもその活(い)き活(い)きとした景気の好い態度(ようす)に蹴落(けおと)されるような心持ちになりながら、おずおずしながら、火鉢(ひばち)の脇(わき)に座って
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
衣服の着こなしといひ、態度(ものごし)といひ、気が利いてゐて、誰が見ても中京辺の物持の隠居の洒落者に相違なかつた。
茶話:12 初出未詳 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
信吾は常に変らぬ態度(やうす)乍らも、何処か落着かぬ様で、室に入ると不図気がさした様に見巡(みまは)して坐つたが、今まで客のあつたとも見えぬ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
と門之丞、言葉も手つきも、なんだか急に骨董屋(こっとうや)みたいになって、取扱い注意の態度(こなし)よろしく、萩乃の前へさげてきたのを見(み)ると!
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「それはそうでございますけれど、でも、父は一度も、そういうことを申したこともございませんし、態度(そぶり)に見せたこともございません」
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
七兵衛も気が知れない男だが、口では早く蔵えの、いやになるのといいながら、それを横目で見て見ない態度(ふり)をしながら、いつまでも坐っているお絹の気も知れない。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「姉さん。」と抱附くように腰にひったり、唐突(だしぬけ)に駆寄ったは、若い妓(こ)の派手な態度(なり)——当時一本になりたてだった、お孝が秘蔵のお千世なのである。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
けれども、男のそういう態度(ポーズ)はやっぱり伸子に若い女としての反撥をおこさせた。
二つの庭 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
それからといふものは、まあ娘に言はせると、奈何(どう)しても養父(おとつ)さんの態度(しむけ)とは思はれないと言ふ。かりそめにも仏の御弟子ではないか。袈裟(けさ)を着(つけ)て教を説く身分ではないか。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ほんとに、あの時のいやらしい態度(ざま)ったらありませんでしたわ! ねえ、アンナ・グリゴーリエヴナ、あたしがどんなにあの男(ひと)を忌々しく思ったか、とてもあなたにはお分りになりませんわ。
「だあれ。」娘は嬌(あま)えるやうな態度(しな)をした。
ぷんと匂う香料の香や「乳母(ばあ)や」と呼んで振り返ったその態度(とりなし)の優艶(やさし)さには言葉に尽くせない品がある。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
章魚(たこ)とも河童(かっぱ)ともつかぬ御難なのだから、待遇(あつかい)も態度(なりふり)も、河原の砂から拾って来たような体(てい)であったが、実は前妻のその狂女がもうけた、実子で、しかも長男で、この生れたて変なのが
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
有るのは真剣な態度(ゼスト)ばかり……
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
○小野、山岡、島野、(態度(竹の島人) 言葉 顔)