茶話ちゃばなし12 初出未詳12 しょしゅつみしょう
むかしは男は月代といふものを剃つたものだが、それは髭を剃る以上に面倒くさいものであつた。伊勢の桑名に松平定綱といふ殿様があつた。気むづかしやで、思ふ存分我儘を振舞つたものだが、とりわけ月代を剃るのが嫌ひであつた。 「我君、だいぶお頭が伸びま …
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茶話:03 大正六(一九一七)年 (新字旧仮名)薄田泣菫 (著)
茶話:04 大正七(一九一八)年 (新字旧仮名)薄田泣菫 (著)
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茶話:06 大正十一(一九二二)年 (新字旧仮名)薄田泣菫 (著)
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茶話:09 昭和二(一九二七)年 (新字旧仮名)薄田泣菫 (著)
茶話:10 昭和三(一九二八)年 (新字旧仮名)薄田泣菫 (著)
茶話:11 昭和五(一九三〇)年 (新字旧仮名)薄田泣菫 (著)