“暢気”のいろいろな読み方と例文
旧字:暢氣
読み方割合
のんき99.7%
のんびり0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盲目めくらのお婆さんは、座が定ると、ふところから手拭を出して、それを例のごとく三角にしてかぶつた。暢気のんきな鼻唄が唸うなるやうに聞え出した。
(新字旧仮名) / 田山花袋(著)
陸田城代は自白書を書くだろうか、「日日平安」などという暢気のんきな人だから、高をくくって書くかもしれない。と菅田平野は考えた。
日日平安 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
百年も昔の人に生れたような暢気のんびりした心持がしました。僕はこういう心持を御土産おみやげに東京へ持って帰りたいと思います
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)