“輿側”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かごわき66.7%
こしわき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして参覲交代の折には、それを笈に収めて輿側かごわきを歩かせたものだ。その愛撫の大袈裟なのに驚いた或る人が、試しに訊いたことがあつた。
茶話:12 初出未詳 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
そして参勤交代の折には、それをおいに収めて輿側かごわきを歩かせたものだ。その愛撫の大袈裟なのに驚いたある人が、試しに訊いたことがあった。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
「お泣き遊ばすどころか、ややもすれば輿からお顔を出して飽きもし給わぬご容子です。われら輿側こしわきの随身どもが、かえってハラハラいたしおりまする」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)