“つもり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心算48.4%
27.5%
14.0%
心意2.3%
所存1.6%
津守1.2%
設計0.8%
予算0.4%
0.4%
心計0.4%
意志0.4%
意衷0.4%
所思0.4%
0.4%
算段0.4%
結局0.4%
0.4%
都合0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
儂を最初村に手引した石山君は、村塾を起して儂に英語を教えさせ自身漢学を教え、斯くて千歳村ちとせむらを風靡する心算つもりであったらしい。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
かく祈りながら僕は彼らに向って、胸の切なさをつかんでは投げ、つかんでは投げつける心算つもりで、その通りに腕を振り動かせているのであった。
吊籠と月光と (新字新仮名) / 牧野信一(著)
其節そのせつ申上もうしあげ候通り、いずこれ時節じせつ見計みはからい、世におおやけにするつもり候得共そうらえども
らだつてえけえこと手間てまつこんだな、なあに爺樣ぢいさませえちつとそのつもりつてれせえすりや
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「だからさ、お前もそのつもりで、そんな小屋者の紫錦しきんなんて女を、近付けないようにしておくれよ。どうぞどうぞお願いですからね」
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「貴方失礼ながら、何でございますか、鰐淵さんの方にだお長くゐらつしやるおつもりなのですか。然し、いづれ独立あそばすので御坐いませう」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
この騒動の原因を知らされてゐないミツキイは、勿論未だ、勇敢なジヨンニーの心意つもりで荒れ回つてゐたのである。
「玄蕃が浪々のうちはとにかく、京極家という後ろ楯のついた今日、当家を去って誰を力に本懐を遂げる心意つもりじゃ」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「実用向きで何の用に立つのか」という所存つもりであろう。
「かかる夜陰に、何の所存つもりでまいったか、——会うてとらせる。あちらに待たせて置け」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
「編輯長チウト……津守つもりさんだすな」
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
我は頼まれて設計つもりまでしたに汝は頼まれはせず、ひとの口から云うたらばまた我は受け負うても相応、汝が身柄がらでは不相応と誰しも難をするであろう、だとて我が今理屈を味方にするでもない、世間を味方にするでもない
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
源太は源太でおれが意匠ぶり細工ぶりを是非遺したいは、理屈を自分のためにつけて云へば我はまあ感応寺の出入り、汝は何のゆかりもないなり、我は先口、汝は後なり、我は頼まれて設計つもりまで為たに汝は頼まれはせず
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
でかでかと新聞に書かれたこの大事件によって、少しは景気の盛りかえす世の中が来るかも知れないと漠然と思い、そのことについて大いに談じ合う予算つもりで工場に駈けつけたのだが、職工達は「おっとどっこい」——と許り門のところで堰き止められた。
お菜のない弁当 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
河原から上がって、彼を追うと、お杉隠居も、もしお通が逃げるつもりではないかと狼狽あわてだしたように、すぐ後ろから駈け上がってゆく。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ト言ったその声が未だ中有ちゅうう徘徊さまよッている内に、フト今年の春向島むこうじま観桜さくらみに往った時のお勢の姿を憶出し、どういう心計つもり蹶然むっくと起上り、キョロキョロと四辺あたり環視みまわして火入ひいれに眼をけたが、おもい直おしてもとの座になおり、また苦々しそうに、
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「いったい君は、今度の金を返す意志つもりなのか、意志でないのか、はっきりと言ってみたまえ」彼はこういった調子で、追求してくるのだ。
遁走 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
と申すのには、少し又仔細しさいが御座いますので。それは、主人の家内のめひに当ります者が、内に引取つて御座いまして、これを私にめあはせやうと云ふ意衷つもりで、前々ぜんぜんからその話は有りましたので御座いますが、どうも私は気が向きませんもので、何と就かずに段々言延いひのばして御座いましたのを、決然いよいよどうかと云ふ手詰てづめはなし相成あひなりましたので。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
わたくしとしてはべつにそんなことをしようという所思つもりはなく、ただこころにこの正直しょうじき婦人ふじんをいとしい女性じょせいおもっただけのことでしたが
——兼てお前は別家させるつもりで、小石川の地所も公債の二万円と云ふものも、既にお前の名義に書き換へて置いたのだが、嫁に行くも婿むこを取るも同じことだ、——今こそだ大佐だが、薩州出身で未来の海軍大臣とまでのぞみしよくされて居る松島だから
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
……もっとも友吉おやじがその筋の手にかかったのはこの時が皮切りだったから、あるいは余計な事でも饒舌しゃべられては困る……という算段つもりだったかも知れないがね……。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「さあ、さっぱりとお心持よく此盃これあがって、そしてお結局つもりになすったがようございましょう。」
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
當島におひても、若哉もしや異國船共參申候はゞ、君臣之節不相失處迄は相盡つもりにて、政照など至極之決心にて、外兩人義民相募あひつのり、三人は必至に罷成居申候間、是等の事ども樂しみにて相暮居候事に御座候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
引止められるのを振切ってこれから大阪へ下ろうという都合つもり