荘子そうし
紀元前三世紀のころ、支那では史家が戦国時代と名づけて居る時代のある年の秋、魏の都の郊外櫟社の附近に一人の壮年=荘子が、木の葉を敷いて休んでいた。 彼はがっちりした体に大ぶ古くなった袍を着て、樺の皮の冠を無雑作に冠って居た。 顔は鉛色を帯びて …
作品に特徴的な語句
さび おっしゃ こつ まっと 土坡どて かかわ おお きざ 后宮こうきゅう はやし まか やすん たくみ なら ねんごろ ぬき すわ 有勝ありが つむ 穿うが 籬落まがき 薪割まきわ まみ わか はかりごと あか 頓着とんちゃく 一寸ちょっと 七竅しちきょう 不味まず なが 何処どこ 佝僂せむし しゅく 其処そこ かぶ しの かえ くりや つかさど 合従がっしょう 名嬪めいひん 名残なごり 呉々くれぐれ ねぐら 夕靄ゆうもや 大梁たいりょう 妲妃だっき 姑蘇こそ 家鴨あひる 対手あいて かが 屎尿しにょう ちまた さいわい 御者ぎょしゃ 快哉かいさい 恍惚こうこつ 手許てもと 折角せっかく ふる 擡頭たいとう あえ おの 斧鉞ふえつ あらた かつ 柘榴ざくろ くぬぎ 櫟社れきしゃ 此頃このごろ 沙汰さた 洛邑らくゆう 流行はや 淮河わいが 渾沌こんとん 漆園しつえん しか 煥発かんぱつ 牀几しょうぎ 牡丹ぼたん 瓦甓がへき 瓦石がせき 申訳もうしわけ うと さかん 真赫まっか 矢庭やにわ