“敢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あえ52.8%
あ23.7%
あへ22.1%
あへて0.5%
あえて0.2%
か0.2%
アヘ0.2%
カ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
切角(せっかく)の甲賀氏の作がその洗練されていないユーモアのために安手に感じられるということは如何にも残念です。敢(あえ)て苦言を呈します。
蹴爪(けづめ)を高く上げて、あたかも生きているあいだは武侠(ぶきょう)の精神のおかげで敢(あ)えて請(こ)おうとしなかった助命を切望しているように見えた。
なぜと云ふに、逆意の有無を徳川氏に糺問(きうもん)せられる段になると、其讒誣(ざんぶ)を敢(あへ)てした利章と對決するより外に、雪冤(せつゑん)の途はないのである。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
敢(あへて)物(もの)の欲(ほしき)にもあらず正月あそびの一ツなり、これ一人のみにあらず、児輩(こども)おの/\する事なり。これに与(あた)ふるものは切餅あるひは銭も与(あた)ふ。
昨日彼(か)のお杉に対して殆ど絶対的の服従を敢(あえて)したのは、自分にも判断の付かぬ一種不可思議の心理作用に因(よ)った為で、醒めたる後(のち)の彼女(かれ)は依然として強い女であった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
活(い)ける世の影なればかく果(は)敢(か)なきか、あるいは活ける世が影なるかとシャロットの女は折々疑う事がある。明らさまに見ぬ世なれば影ともまこととも断じがたい。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
凡隊中患難(クハンナン)相救(アヒスクヒ) 困厄(コンヤク)相護(アヒマモ)リ 義気(ギキ)相責(セメ) 条理(ヂヤウリ)相糺(アヒタダシ) 若クハ独断(ドクダン)果激(クハゲキ) 儕輩(サイハイ)ノ妨(サマタゲ)ヲ成シ 若クハ儕輩(サイハイ)相推(アヒオ)シ 乗(ジヨウジ)レ勢(イキホヒニ)テ他人ノ妨(サマタゲ)ヲ為ス 是尤(モツトモ)慎(ツヽシ)ム 可キ所 敢(アヘ)テ 或(アルヒハ)犯(オカ)ス勿レ
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)
麁玉(アラタマ)の伎倍(キベ)のはやしに名を立てゝ、行き敢(カ)つましゞ。寝(イ)を先立(サキダ)たに
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)