“糺問”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうもん70.3%
きうもん18.9%
たづね2.7%
たゞし2.7%
たづぬる2.7%
たゞ2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この畜類めらが首、滅多には斬るな。手足を、かせませ、糺問きゅうもんに糺問した上で、河原にひき出して、かしらねい」と、ののしった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なぜと云ふに、逆意の有無を徳川氏に糺問きうもんせられる段になると、其讒誣ざんぶあへてした利章と對決するより外に、雪冤せつゑんの途はないのである。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
も連出して中田圃に於て殺害に及ばせし成らん右は既に三次が申立にてしかと相分り居る處なり如何に三次其方事追々申立たる通り相違なきやとの糺問たづねに三次首を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一目見るより此奴こやつ容易よういならざる不敵の者なれば尋常じんじやう糺問たゞしにては事實じじつはくまじと思はれしによりかく氣長きながさとしながら糺問たゞされしなりしかりといへども長庵は何事も曾て存ぜずと而已のみ申立口を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ぞんじ居て權現堂村小篠堤にて殺害せつがいに及び金子百兩うばひ取しおもむき明白に白状はくじやう致せしにより口書こうしよきま爪印つめいんずみの上伊奈半左衞門より引渡ひきわたしと相成たり依て一通り糺問たづぬるみぎ口書爪印致せしからは相違無さうゐなきどうぢや明白に申立よといはるゝに富右衞門ははら/\となみだ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一目見るより此奴こやつ容易よういならざる不敵の者なれば尋常じんじやう糺問たゞしにては事實じじつはくまじと思はれしによりかく氣長きながさとしながら糺問たゞされしなりしかりといへども長庵は何事も曾て存ぜずと而已のみ申立口を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)