幕末維新懐古談ばくまついしんかいこだん14 猛火の中の私たち14 もうかのなかのわたしたち
私は十四の子供で、さして役には立たぬ。大人でもこの猛火の中では働きようもない。私の師匠の東雲と、兄弟子の政吉と、私の父の兼松(父は師匠の家と私とを心配して真先に手伝いに来ていました)、それに私と四人は駒形堂の方から追われて例の万年屋の前へ持 …
作品に特徴的な語句
かま こう しっ 身長なり かえ とど せい あぶ みつ けん 焦燥あせ 発散たっ はじ ひさし 両脚あし 散々ちりぢり かじ けむ いた とっ ひし ひと 生命いのち 背負しょ 生粋きっすい 物種ものだね けむり ほのお 百掻もが 眼顔めがお 矢竹やたけ くぐ たもと まげ 阿波あわ 長持ながもち 這入はい とどろ 車坂くるまざか おど 空身からみ 衣物きもの 虚空こくう 良々やや 梯子はしご 紙片かみきれ 箪笥たんす 突然いきなり 光蔵みつぞう 幸吉こうきち 安堵あんど 大人おとな 喜悦よろこび 吩咐いいつ にお 兼松かねまつ 其所そこ 後先あとさき おれ 何時いつ 何処どこ 仲店なかみせ 今日こんにち 人垣ひとがき うち ふた のぼ しばら 気遣きづか 此所ここ やぐら たて 一舐ひとな さん 柳川やながわ 板挟いたばさ あけ あふ 断念あきら ほう たす 所詮しょせん せがれ
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