幕末維新懐古談ばくまついしんかいこだん17 猫と鼠のはなし17 ねことねずみのはなし
少し変った思い出ばなしをします。鼠の話を先にしましょう。 私が十五、六歳の時です。師匠の手元にいて、かれこれ二、三年も稽古をしたお蔭で、どうやら物の形が出来るようになって来ました。それで、そろそろ生意気になって、何か自分では一廉の彫刻師にな …
作品に特徴的な語句
つま 食事もの かつ おの ひそ 占領せし どき えみ はち のぞ かな 平生いつも へっつい つか 此奴こやつ 一廻ひとまわ たな 神明しんめい 稽古けいこ なが 留守るす かしこ はなは はし 総菜そうざい 鼻面はなづら 這入はい 一廉ひとかど かつお 駒込こまごめ 頂戴ちょうだい 長屋ながや 金子きんす かえ 肴屋さかなや たち 貴僧あなた いまし もと 裏口うらぐち 蕎麦そば かげ いた 妻君さいくん 塩梅あんばい しか ただ 印形いんぎょう 刺身さしみ 容子ようす 内外うちそと 其所そこ 先刻さっき 仕業しわざ 不埒ふらち 上人しょうにん のぼ てのひら 朔日ついたち はや うま かた 斯々かくかく 攪乱かくらん こす 本郷ほんごう こしら 成敗せいばい 懺悔ざんげ 悪戯いたずら おこ 彼児あれ 度々たびたび 小体こてい
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