“稽古”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいこ98.0%
げいこ1.3%
たんぽ0.3%
さらへ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その日はその翌日から上演されるはずのカルメンの舞台稽古けいこがあったのです。そして妾はカルメンにふんすることになっていたのです。
華やかな罪過 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
其家には十四になる娘があったので、当座は真面目に養蚕稽古げいこもしたが、一年足らずで嫌になってズル/\にやめて了うた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
と儀助は渡された稽古たんぽ槍を突きつけたが、これはいかに修行の浅い新九郎の眼にも滑稽なほど、槍の構えにはなっていなかった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
青すだれ吹く夕風はき人の稽古さらへをへたる窓よりもれて
短歌 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)