“けいこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
稽古95.8%
警鼓1.3%
圭子0.6%
蟪蛄0.6%
眭固0.3%
慶子0.3%
瓊子0.3%
絹布0.3%
脛股0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事定りてのち寺に於て稽古けいこをはじむ、わざじゆくしてのち初日をさだめ、衣裳いしやうかつらのるゐは是をかすを一ツのなりはひとするものありてもの不足たらざるなし。
警鼓けいこを鳴らして、関門の上下では騒いでいたが、張飛はふりむきもせず、疾風のように馳けて行った。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『そうね。私の方もそろそろ帰ってやらないと圭子けいこも困っているらしいの』と日向さんも言って、それから急に声を低くして
朴の咲く頃 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
十歳を以て短しとするは、蟪蛄けいこをして霊椿れいちんたらしめんと欲するなり。百歳を以て長しとするは、霊椿をして蟪蛄けいこたらしめんと欲するなり。ひとしく命に達せずとす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ところが手下の楊醜ようしゅうが、たちまち心変りして張楊を殺し、その軍をったところから大混乱となり、軍の眭固けいこと申す者が、またまた、張楊のあだといって、楊醜を討ち殺し、人数をひきいて
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「捨ておけまい。史渙しかん、そちの一部隊を、犬山にあてて、眭固けいこを打ち取れ」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
慶子けいこさん!」何処かに在る幻に彼はそう叫びかけた。そしてがばと身を起した。
蘇生 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
上から順に、淳子あつこ一彦かずひこ瓊子けいこ稔子としこである。まことにむずかしい名前ばかりつけたもので、今ならば、区役所で、出生届けを突き返されてばかりいなければならない。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
わっちの方じゃア七歳なゝつの時からお母が丹誠して、お絹布けいこぐるみ、其の上にいろ/\な芸事を仕込んで、これから楽をしようと思っている其の恩義を忘れて、ぬく/\と此方こっちうちにいる阿魔女あまっちょも阿魔女だ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
蒼面そうめん、乱髪、帯もめず、衣服も着けず、素肌に古毛布ふるげっと引絡ひきまといて、破れたる穴の中よりにょッきと天窓を出だせるのみ、歩を移せば脛股けいこすなわち出ず、警吏もしその失体を詰責きっせきせんか
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)