“上人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうにん74.3%
しやうにん15.7%
うえびと5.7%
しゃうにん2.9%
うへびと1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、その童子人形の右手が、シャビエル上人しょうにん遺物筐シリケきょうになっていて、報時の際に、チャペルを打つことも御存じでいらっしゃいましょう。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
さうして、その悪魔なるものは、天主教の伴天連ばてれんか(恐らくは、フランシス上人しやうにん)がはるばる日本へつれて来たのださうである。
煙草と悪魔 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
若い気高い美貌の先達と、そう思ってひたむきに恋した人が、雲の上人うえびとも雲の上人、尊い宮様であったとは!
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ロレ 南無なむやフランシス上人しゃうにんまもらせられい! はれ、けったいな、今宵こよひこの老脚らうきゃくいくたび墓穴はかあな蹉躓けつまづいたことやら!……れぢゃ、そこにゐるのは?
いとどしく虫のしげき浅茅生あさぢふに露置き添ふる雲の上人うへびと
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)