幕末維新懐古談ばくまついしんかいこだん42 熊手を拵えて売ったはなし42 くまでをこしらえてうったはなし
こういうことが続いていたが、或る年、大分大仕掛けに、父は熊手を拵え出しました。 鳥の市でなくてならないあの熊手は誰でも知っている通りのもの。真ん中に俵が三俵。千両函、大福帳、蕪、隠れ蓑、隠れ笠、おかめの面などの宝尽くしが張子紙で出来て、それ …
作品に特徴的な語句
すき わき 俺等おれたち 黒人くろと 親子ふたり 嫖客きゃく めん あぜ 平生ふだん ひど がさ 大鷲おおとり なげう さら 素人しろと 吉原なか 燈火あかり ばこ 出盛でざか とも 筆太ふでぶと 絵具えのぐ 綺麗きれい みんな 空手からて 駒形こまがた まれ 背後うしろ 界隈かいわい 熊手くまで うま かぶ きわ 量高かさだか 量張かさば 酉様とりさま 這入はい にぎ 薩摩さつま 縁喜えんぎ みの ふた 葛籠つづら 荒寥こうりょう 胡粉ごふん 際立きわだ 繁昌はんじょう 割方わりかた 大根だいこん 夜透よどお 夜業よなべ 多忙いそが 地割じわり 喧嘩けんか 吉原よしわら 参詣さんけい 其所そこ 入谷いりや 先途せんど そば 何時いつ 何処どこ 人気ひとけ 人中ひとなか くし かつ 業腹ごうはら 杢目もくめ あけぼの 昼間ひるま 万燈まんどう 攫徒すり そろ はさ 拙手へた 此所ここ ほう 手欄てすり 手心てごころ 懸引かけひき 悉皆しっかい 怪我けが 店者たなもの くず 小逕こみち 容子ようす
題名が同じ作品
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