“万燈”のいろいろな読み方と例文
新字:万灯
読み方割合
まんどう72.2%
まんどん16.7%
まんとう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
島原一帯の茶屋の灯火あかりは日の暮れぬうちから万燈まんどうの如く、日本中から大地を埋めむばかりに押寄せた見物衆は、道中筋の両側に身動き一つせず。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
N神社の祭礼には、小さな万燈まんどんを買ってやると、それを手に持って、後ろから人に身体を支えさせながら、家の中を駆け廻った。
生と死との記録 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
これは明治前でしたが、当時の両国橋の繁華といったら、大したもので、弁天の開帳の時などは、万燈まんとうおびただしく出て、朝詣あさまいりの有様ったらありませんでしたよ。
江戸か東京か (新字新仮名) / 淡島寒月(著)