“駒込”の読み方と例文
読み方割合
こまごめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉祥寺は今駒込こまごめにある寺で、当時まだ水道橋の北のたもと、東側にあつたのである。この往来ゆききの間に、綱宗は吉原へ通ひはじめた。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
駒込こまごめまで行かなければならない自分の用を打っちゃって置いて、泥だらけの忠三郎を介抱して、ともかくも本郷の通りまで連れて行って
半七捕物帳:27 化け銀杏 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
本郷ほんごう駒込こまごめ吉祥寺きちじょうじ八百屋やおやのお七はお小姓の吉三きちざに惚れて……。」と節をつけて歌いながら、カラクリの絵板えいたにつけた綱を引張っていたが
伝通院 (新字新仮名) / 永井荷風(著)