“誡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いまし81.5%
いま7.4%
いましめ5.6%
おし1.9%
かい1.9%
いましむ0.9%
イマシ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「聡明叡智、之を守るに愚をもってせよ」と古人がいましめているのはそこです。あのエスペラントの初祖ザメンホフはいっております。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
すべて人をのろふの念をいましめ、己れを詛ふ者を愛するをもて天国の極意とせり。是れを、極めて簡にして而して極めて大なる理想と言はざらめや。
想断々(1) (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
私に對しても前とは違つて、いやに叮嚀になりました。僅の間でも主從は主從だからと、伯母のやかましいいましめがあつたのださうです。
反古 (旧字旧仮名) / 小山内薫(著)
法音は、きょうは何か、これ以上、政子へおしえる気もくじけたように、それをしおに力なく起って
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武蔵が人におしえるためにしるしたものではなく、彼が自己の短所を自己へむかって、反省の鏡とするために書いた座右のかいであったところに、独行道二十一章の真価はあるのである。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これ淫念をたつなり。十に曰く、他人の財をむさぼるなかれ。これ貪心どんしんいましむるなり。以上七誡のごとき、人もしこれを犯せば、みな必ず政府の罰をこうむるに足る。教門の道、ただ刑法のもくを設けざるのみ。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
義仲ハ是レ、天ノ不徳ノ君ヲイマシムル使ナリ。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)