“柳川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やながわ52.9%
やながは35.3%
やかわ5.9%
りゅうせん5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳大寺とくだいじ家の密使をはじめ、加担の西国大名、筑後ちくご柳川やながわ大洲おおず加藤かとう金森かなもり鍋島なべしま、そのほかの藩から、それぞれの使者が徳島城に集まって
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さいはひに、でない。わたし柳川やながは恩人おんじんだとおもふ——おもつてる。もう一歩ひとあしやうがおそいと、最早もはやことばつひやすにおよぶまい。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
人夫をやとって、西山峠を越えた、妙法寺の裏から、去年とは違った道——北海とも、柳川やかわ通りともいうそうだ——を登った、そうしてデッチョウの茶屋の前で、去年の登り道と一ツに合った。
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
柳遷りゅうせんとか柳川りゅうせんとか色々署名サインしていたそうですが、その人が御維新後のその頃になって、スッカリ喰い詰めてしまって、東海道は見付みつけ宿しゅく等々力とどりき雷九郎という親分を頼って来て
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)