一条摂政兼良公の顔は猿によく似ていた。十三歳で元服する時虚空に怪しき声して「猿のかしらに烏帽子きせけり」と聞えると、公たちまち縁の方へ走り出で「元服は未の時の傾きて」と附けたそうだ。予が本誌へ書き掛けた羊の話も例の生活問題など騒々しさに打ち …
著者 | 南方熊楠 |
ジャンル | 社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話] |
初出 | (一)概言1「太陽 二六ノ一」博文館、1920(大正9)年1月 (一)概言2「太陽 二六ノ二」博文館、1920(大正9)年2月 (二)性質「太陽 二六ノ五」 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約2時間17分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約3時間47分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
生
霊
語
勝
耀
坐
顛
候
覆
汝
候
条
従
屑
抑
漁
上
故
絡
折
身上
損
語
頭
済
坐
逆
却
行
啓
逸
絶
竟
為
父
担
暴
嫗
勝
中
尋
候
必
擬
著
計
寝
言
薫
径
狙
壊
故
尤
杜
甚
理
繞
縦
白
啖
踵
詣
製
嗜
側
梧桐
妻
喪
像
任
言
蝕
過
沾
頑
冀
人間
蒙
困
微
訛
鼎
未
杜
甚
背中
瓢
転
憑
巫女
已
中
外
長
繍
止
塵
似
住
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