『庭(にわ)』
それはこの宿の本陣に当る、中村と云ふ旧家の庭だつた。 庭は御維新後十年ばかりの間は、どうにか旧態を保つてゐた。瓢箪なりの池も澄んでゐれば、築山の松の枝もしだれてゐた。栖鶴軒、洗心亭、——さう云ふ四阿も残つてゐた。池の窮まる裏山の崖には、白々 …
作品に特徴的な語句
和(かず) 男子(をとこのこ) 天(あ) 附合(つけあひ) 晴(ぱれ) 昂(たかぶ) 生(お) 装束(しやうぞく) 況(いはん) 蹌踉(よろよろ) 宿(しゆく) 殆(ほとんど) 窮(きは) 煩(わづら) 憚(はば) 蚕(かひこ) 語(ごと) 杭(くひ) 直(すぐ) 陽炎(かげろふ) 位牌(ゐはい) 鍬(くは) 白々(しろじろ) 諏訪(すは) 旱(ひで) 文室(ぶんしつ) 簇(むら) 焼酎(せうちう) 翌年(よくとし) 楓(かへで) 向島(むかうじま) 萌(も) 瓢箪(へうたん) 啣(くは) 詮(あきら) 表徳(へうとく) 山気(やまぎ) 四阿(あづまや) 甥(をひ) 夜更(よふけ) 花魁(おいらん) 眩(まぶ) 癇癖(かんぺき) 癇(かん) 睨(にら) 穀屋(こくや) 箪笥(たんす) 築山(つきやま) 縁家(えんか) 母屋(おもや) 茅(かや) 蕗(ふき) 蚊帳(かや) 覚束(おぼつか) 角(かく) 頭瘡(づさう) 愚痴(ぐち) 亡(な) 伐(き) 克(か) 兎(と) 公卿(くげ) 内外(うちそと) 剥(は) 噛(か) 夜伽(よとぎ) 姐(ねえ) 宮(みや) 廉一(れんいち) 径(みち) 必(かならず) 惧(おそ) 癆症(らうしやう) 手炙(てあぶ) 拵(こしら) 捗々(はかばか) 揮(ふる) 擡(もた) 明媚(めいび) 時鳥(ほととぎす) 朧(おぼろ) 李(すもも) 杏(あんず) 井月(せいげつ) 油火(あぶらび) 炬燵(こたつ) 爾来(じらい) 生爪(なまづめ)
題名が同じ作品
庭 (新字新仮名)/ 太宰治 (著)