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眞矢
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ほんや
ふりがな文庫
“
眞矢
(
ほんや
)” の例文
新字:
真矢
味噌汁に石見銀山を入れたつて、誰の口に入るか、確かに解る筈もなく、障子外から
眞矢
(
ほんや
)
を射込んで、命を取ることは六つかしからう
銭形平次捕物控:273 金の番
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
眞矢
(
ほんや
)
が一本、彌太郎の玩具にされて居たとわかると、平次は八五郎を母屋に走らせて、床の間に立てかけてあつた、弓を一と張取寄せて見ました。
銭形平次捕物控:256 恋をせぬ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
庭から一本の
眞矢
(
ほんや
)
が、恐ろしい勢ひで飛んで來て、大黒屋徳右衞門の喉笛をカスめ、危ふいところで殘して、矢は後ろの唐紙へブスリと突つ立つた。
銭形平次捕物控:248 屠蘇の杯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
後で調べて見ると、鷹の羽を
矧
(
は
)
いだ
箆深
(
のぶか
)
の
眞矢
(
ほんや
)
で、白磨き二寸あまりの
矢尻
(
やじり
)
には、松前のアイヌが使ふと言ふ『トリカブト』の毒が塗つてあつたと言ふことです。
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
千兩箱の山を崩したのをお民と知つて、それを
庇
(
かば
)
つてやつた上、日頃、口やかましくて、不人情で人使ひの荒い上にケチな主人を思ひ知らせる氣で、あの
眞矢
(
ほんや
)
の仕掛をした
銭形平次捕物控:248 屠蘇の杯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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「早合點をしちやいけません。若旦那が
眞矢
(
ほんや
)
を飛ばしたといふわけぢやないんで」
銭形平次捕物控:248 屠蘇の杯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
甥の鐵之助は、部屋の隅から、手拭に包んだ
眞矢
(
ほんや
)
を一本持つて來て見せました。
銭形平次捕物控:256 恋をせぬ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「よくある
術
(
て
)
で、醉つて歸つたところを、井戸へ突き落されたり、味噌汁の中に
石見銀山
(
いはみぎんざん
)
が入つて居たり、障子の外から
眞矢
(
ほんや
)
で射られて首筋に少しばかりだが怪我をしたり、隨分執こくやる相で」
銭形平次捕物控:273 金の番
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
眞
部首:⽬
10画
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
“眞”で始まる語句
眞
眞實
眞中
眞面目
眞白
眞赤
眞直
眞黒
眞似
眞個