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鼠輩
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そはい
ふりがな文庫
“
鼠輩
(
そはい
)” の例文
以て
蠅
(
はえ
)
を追うような、もったいないことはなさらないでください。彼が如き
鼠輩
(
そはい
)
を追うには、私でたくさんです。私をおつかわし下さい
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
余輩は区々たる一二
鼠輩
(
そはい
)
を相手に論議する事を好まずと雖も、陋劣なる平凡主義者の実例として更に
些
(
いささ
)
か記する処なき能はず。
警戒すべき日本
(新字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
玄徳、孔明の
鼠輩
(
そはい
)
だ。いや、この大陸大江に拠って生ける者としては、彼らの存在など鼠輩というもおろか、
目高
(
めだか
)
のようなものでしかあるまい。いわんやこの曹操の相手としては
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
元兇を
糺
(
ただ
)
すなく、末端末梢の
鼠輩
(
そはい
)
をからげて、天下の評定所を煩わしても、火災の火元に水をかけずに、火光の
火影
(
ほかげ
)
に水をそそいで、消火の大事をすましたとするようなものである。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「思いあがるを
止
(
や
)
めよ、
碧眼
(
へきがん
)
の小児、
紫髯
(
しぜん
)
の
鼠輩
(
そはい
)
。まず聞け、
真
(
まこと
)
の将のことばを」
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
それは不平組の楊奉と、
白波帥
(
はくはすい
)
の山賊あがりの
韓暹
(
かんせん
)
と、二人がしめし合わせて、
大梁
(
たいりょう
)
へ落ちて行ったものです。——将軍の威望をそねむ
鼠輩
(
そはい
)
の盲動。何ほどのことをしでかしましょうや。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鼠
漢検準1級
部首:⿏
13画
輩
常用漢字
中学
部首:⾞
15画
“鼠輩”で始まる語句
鼠輩共