“そはい”の漢字の書き方と例文
語句割合
鼠輩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元兇をただすなく、末端末梢の鼠輩そはいをからげて、天下の評定所を煩わしても、火災の火元に水をかけずに、火光の火影ほかげに水をそそいで、消火の大事をすましたとするようなものである。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「思いあがるをめよ、碧眼へきがんの小児、紫髯しぜん鼠輩そはい。まず聞け、まことの将のことばを」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは不平組の楊奉と、白波帥はくはすいの山賊あがりの韓暹かんせんと、二人がしめし合わせて、大梁たいりょうへ落ちて行ったものです。——将軍の威望をそねむ鼠輩そはいの盲動。何ほどのことをしでかしましょうや。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)