“黥(さ)” の例文
ここに大久米の命、天皇の命を、その伊須氣余理比賣に詔(の)る時に、その大久米の命の黥(さ)ける利目(とめ)七を見て、奇(あや)しと思ひて、歌ひたまひしく
あめつゝちとりましとゝ 何故(など) 黥(さ)ける 利目(とめ)
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
など 黥(さ)ける利目(とめ)
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ここに市の邊の王の王子たち、意祁(おけ)の王、袁祁(をけ)の王八二柱。この亂を聞かして、逃げ去りましき。かれ山代(やましろ)の苅羽井(かりはゐ)九に到りまして、御粮(かれひ)きこしめす時に、面(め)黥(さ)ける老人來てその御粮(かれひ)を奪(と)りき。
をとめに たゞにあはむと わが黥(さ)ける 利目(とめ)
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
など 黥(さ)ける利目(とめ)
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
天地(あめつつ) ちどりましとと八 など黥(さ)ける利目(とめ)。 (歌謠番號一八)