黒豆くろまめ)” の例文
それが驚異軍艦の上まで来ると、袋の底が破れてその穴から黒豆くろまめがぽろぽろ落ちるような工合ぐあいに、幾百幾千という爆弾がばらかれた。
あめや砂糖とはくらべものにもならぬが、甘藷かんしょ黒豆くろまめには少しの甘味があり、まためずらしいのでお茶の相手によかったのであろう。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)